shooting star
ユクちん(id:fahrrad:20050515)のコメントで興味を引かれて読んでみようかと。たくちゃん(id:JEN)も絶賛だったし。一気に読めたなあ。
もちろんファンタジーなんだけど、状況として自分の身に起こりうるってことを考えると、面白いし、逆に怖い側面もあったりで。あとがきで彼が自分が子供を持つようになってから、自分と親のことを思い出すようになった云々と書いてあって、そんなものなのかなーと思いました。子としての自分と親としての自分。世代感の違いとかもあったりで、中々一筋縄ではいかんものだなあと。
一種のアナザーワールドでもがく主人公。最初はすごくやりきれなくて、でも段々自分でなんとかしようとあがいていく。最後にみんなめでたしめでたしじゃないところが人生の厳しさと寂寥感をだしていて、ちょっと身につまされたり。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/15
- メディア: 文庫
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